黒染処理
黒染処理とは、強アルカリ性溶液に浸漬して表面に四三酸化鉄(Fe3O4)の皮膜を生成し、光沢のある優美な黒色仕上げをするものです。
- アルカリ着色法で黒色の美麗な外観が得られる。
- 加工物の肌を全く荒らさず仕上がりも原型の寸度重量とほぼ等しく精密機械に最適。
- 加工物を曲折衝撃することによって皮膜が剥落しない。
- 700×1700×1200
パーカー(リン酸マンガン処理)
パーカー(リン酸マンガン処理)とは別名リューブライト処理とも言われ浸漬法によって鉄鋼表面に厚さ5μ前後の比較的薄いリン酸マンガンの皮膜を生成する。
各種のリン酸塩皮膜のうちでは比較的堅硬なので鉄鋼製品の回転、摺動する部分(ピストン、ピストンリング、シリンダーライナー、タベットバルブ、ピオニン等)の耐摩耗性の目的に頗る効果的です。
- 外観
灰ないし灰黒色結晶性の外観で、指の爪でこすると白い条痕を残す。 - 化学組成
(MnxFe₁-x)₅H₂(PO₄)₄・4H₂O - 皮膜重量
10〜25g/㎡ - 耐熱性
250℃位から黄〜褐となり500℃を過ぎるとスケール化する。 - 耐薬品
性本質的に強酸、強アルカリに耐えない。
弱アルカリには耐える。
- 700×2000×1400
電着塗装
電着塗装の原理は電気めっきと似た方法で水溶性塗料浴の中で被塗物を浸し、塗膜を形成する。
後に熱炉の中で焼付けして完成します。
- 形状が複雑なものでも均一な塗膜が得られる。
- 10〜20μの皮膜が通常ですが、当社での電着の特徴としては5〜8μの薄膜皮膜が可能となり、精密部品への処理が可能となる。
- 450×700×800